水虫になってしまった!というあなた。
私も足の指の間の水虫になってしまい、
「え~、どうしよう(T_T)」
と思いましたが、3ヵ月で完治させることができたので、その水虫もきっと治りますよ!
今回は足水虫の中でも不快感が高く、かゆみが強いぐちゅぐちゅの症状について、画像も含めてご説明しますね。
水虫がぐちゅぐちゅするのはこの2つのタイプ
趾間型(しかんがた)
趾間型水虫は、足水虫の中でも最も多いタイプで、足の指の間に感染する水虫です。
特に指の間が最もくっついていて蒸れやすい薬指と小指の間に発症することが多く、そのままにしていると他の指の間へと広がっていきます
指の間の皮がむけて白くなり、ぐちゅぐちゅと不快感が高く、強いかゆみをともなうことが多い。
中には割れたように傷口が開いたり、切れて痛みを伴うこともあります。
傷口から細菌や雑菌が入り込むと化膿したり、ひどい炎症をおこす可能性があります。
趾間型水虫の症状や治療法についてこちらの記事で詳しくご紹介していますので参考にして下さいね。
小水疱型(しょうすいほうがた)
小水疱型水虫は足の裏、土踏まず、側面などに小さな水疱、水ぶくれができる水虫です。
強いかゆみをともなうことが多く、水泡がつぶれるとぐちゅぐちゅします。
小水疱型も放置していると白癬菌が爪の中に入ってしまって爪水虫になったりと、いいことはひとつもありませんので、今のうちに治療を始めましょう!
ぐちゅぐちゅ水虫に感染する理由は?
足水虫は水虫の人の白癬菌(はくせんきん)という真菌(しんきん)、すなわち「カビ」の一種が皮膚とともに落ちて、家の床、銭湯のバスマットなどを介して足の皮膚につきます
そのままにしていると12〜24時間かけて皮膚の角質層に侵入してきて感染します。
水虫は「皮膚感染症」と呼ばれる病気です。
日本人の5人にひとりが足水虫にかかっているという調査があり、とっても一般的な皮膚の病気なんですよ。
最近ではブーツ、タイツを長時間はくことが増える冬の間も水虫の症状に悩まされる女性が増えています。
私もやっぱり水虫だ!と思ったあなた、ではどうすれば症状を改善することができるのがご紹介しますね。
水虫をやっつけるのは抗真菌薬です
白癬菌を殺菌してくれるのは「抗真菌薬(こうしんきんやく)」と呼ばれる薬です。
最近の抗真菌薬はとっても進化していて、1日に1回の使用でも十分に白癬菌をやっつけてくれる効果があるので頼もしいです
でもちょっと待ってくださいね、実は水虫に似た他の皮膚疾患もあるんですよ。
その代表的なものが汗疱(かんぽう)です。
汗疱は足の裏、足の指の間に1〜2mmほどの小さな水ぶくれのようなぶつぶつがたくさんできたり、皮がむけたりする症状です。
ではどうすれば水虫は他の皮膚疾患と見分けることができるのでしょうか?
ぐちゅぐちゅ水虫は皮膚科で顕微鏡検査をしてもらいましょう
えっ、検査なんていや!と思われたかもしれませんが、水虫を早く完治させるには皮膚科で顕微鏡検査をしてもらうのが一番です。
なぜなら水虫と似た汗疱などは、見た目では専門医でも見分けるのが難しいほど似ています。
自己判断はもとより、皮膚科でもきっちりと検査をして白癬菌がいるかどうかを調べてもらうのが正しい治療への第一歩だからです
そして症状に合った薬を処方してもらいましょう。皮膚科ではクリームタイプの塗り薬が処方されることが多いでしょう。
炎症やかぶれがひどい場合は、抗真菌薬が使える状態に皮膚を整えるためにまず短期的にステロイドの塗り薬などで炎症をおさえる治療を先に行う場合もあるようです。
ステロイドだけでは水虫は治りません、その理由はこちらの記事をご覧くださいね。
水虫のぐちゅぐちゅを市販薬で治したい!
でも皮膚科に行く時間がないよ~、という方は薬局に行くと、たくさんの「抗真菌薬の塗り薬」が売られています。
どれを買っていいか迷ってしまいますよね…(汗)
一番いいのは薬剤師さんに「ぐちゅぐちゅ水虫に効果的な薬はどれですか?」聞くことですが、恥ずかしいよ!という方に、この症状に適した剤型をご紹介しますね。
ぐちゅぐちゅ趾間型、小水疱型水虫に合った薬の3つのタイプ
クリームタイプ
クリームタイプは皮膚への刺激が少なく、有効成分が患部によくとどまります。
軟膏タイプ
軟膏タイプはもっとも皮膚への刺激が少ない剤型です。
クリームタイプでもしみる場合は軟膏タイプがおすすめ。
有効成分も患部によくとどまりますよ。
ただワセリンといった油分が多く入っているので、べたつくと感じることも。
塗ったあとすぐに歩く場合は、靴下をはくと床につかないですよ。
特に5本指ソックスが指を乾燥させるためにはおすすめです。
パウダー配合のエアゾールタイプ
パウダー配合のエアゾールタイプは、手を汚さずに使うことができ、パウダー配合でさらさらします。
使い心地はいいですが、効果的にはクリームや軟膏タイプがおすすめです。
どちらの症状も液体やスプレータイプはしみるので控えましょう。
1週間使っても症状がよくならなかったり、炎症やかぶれが出た場合は、水虫以外の皮膚の病気の可能性もあるので、皮膚科を受診しましょうね
その際は。市販の水虫薬を使っていることを病院に伝えましょう。
なぜなら、市販の薬を使っていると、顕微鏡検査でもうまく白癬菌を見つけられない場合があるからです。
使用を一定期間控えてから受診するようにいわれる場合もあります。
ぐちゅぐちゅ水虫に効果的な水虫薬塗り方は?
そしてここは水虫を完治させるのに一番重要なところですので是非読んでくださいね。
水虫薬は角質の下にいる白癬菌に薬を届かせる必要があります。
そのために一番効果的なのは、薬の浸透がいい、お風呂上がりの皮膚が清潔で柔らかくなっている時に薬を塗ることです。
足をやさしく泡で洗って(私は患部をボディタオルではなくて指で洗っています)タオルで乾かした後に薬を塗りましょう。
薬の量はクリームタイプなら、手の人差し指の第一関節分くらいが片足の目安です。
片足にしか症状が出ていなくても、両足に感染している可能性がありますので、両足に塗りましょう。
なぜなら白癬菌は角質層の深くに根を張るように広がっているからです。
そして1週間ほどしてかゆみの症状がなくなっても、薬は塗り続けましょう。
残念ながら白癬菌はそんなに簡単には全滅してくれないんです…
ここで薬をやめてしまうと再発することは間違いありません!
皮膚の新陳代謝、ターンオーバーで完全に白癬菌が体からいなくなるまで、自覚症状がなくなってからも最低2ヵ月は塗り続けましょう
私の指の間の水虫が3ヵ月で完治した薬の塗り方を下の記事でご紹介していますので、読んでみてくださいね。
私の趾間型水虫の治療経過と完治までの期間
私の趾間型の場合は市販のクリーム薬を使ったのですが、
- 1週間でかゆみはほぼなくなり、皮膚がさらにボロボロとむけてきました。
- そして2週間くらいで指の間の皮膚が少し乾燥した感じになって、薄皮ができてきました。
- 3週間で元のきれいな皮膚に戻りました。
今のところは再発は全くしていなくて、ペディキュアも楽しめるようになり、足を堂々と出せるようになりました。
あなたも症状がなくなってから最低2ヵ月は薬を塗り続けましょう!
「水虫が完治するまでの期間の目安」をまとめてみましたので、参考にしてくださいね。
水虫の治療を効果的にすることは?
その他に治療中に私が気を付けたのは、以下のようなことです。
- バスマット、スリッパは家族と別のものを使う。
- 自分専用の爪切りを使い、爪を切った後はきれいに洗って、乾燥させる。
- 床掃除(掃除機、ぬれタオルで拭き掃除)をまめにし、はがれた皮膚についている白癬菌をできるだけ家からなくして再感染を防ぐ。
- 靴はできれば続けて毎日履かずに、乾燥させる。
まとめ
水虫のぐちゅぐちゅ、不愉快で患部を見るのも嫌だし、かゆいのもつらいですよね!
でも正しく治療をすれば趾間型や小水疱型は3ヵ月~で治るのでさっそく皮膚科や市販薬で治療を始めましょう!
炎症やかぶれがひどい場合は皮膚科でみてもらいましょう。
かゆみ対策にはこちらの記事を参考にしてくださいね。