水虫が治ったと思ったらまた発症を繰り返したりして
「もしかして私は水虫になりやすい体質?」
って悩むことありませんか?
今回は水虫と体質は関係があるのかを紐解いていきたいと思います!
水虫になりやすい体質や生活習慣とは?

水虫になりやすい体質の方は
- 足に汗をかきやすい人
- 足の指が太くて密着している
そして生活や仕事のスタイルで
- 長時間靴やブーツをはいている人
- 靴下よりパンストをはくことが多い人
このようなことに心当たりのある方は知らず知らずのうちに、白癬菌を増殖させる環境をつくっていて、水虫の発症率が高いといえます(涙)
ではそれはどうしてでしょうか?
水虫は白癬菌という「カビ」によって起こるものです。
またジムやプール、銭湯や温泉といった多くの人が利用する公共の場所のバスマットには100%の確率で白癬菌がいるといわれています。
水虫の人の白癬菌がついた皮膚が何らかの経路で皮膚につき、12〜24時間かけて角質内へと侵入していくと感染が成立します。
またこの白癬菌が増殖する環境は私たちのよく知っているカビと同じように「高温多湿」、すなわち暑くてジメジメした環境です。
パンストは靴下よりも吸湿性が劣りますので、夏場なんかはパンプスの中などジメジメしますよね (>_<)
でも予防法はありますので、水虫にならないようにするために、ぜひ次の記事を参考にしてください。
ストレスで水虫になる?

私たちはこの現代社会で様々なストレスにさらされています。
うまくストレスを解消する人もいれば、ストレスをため込んでしまう人も多くいます。
結果からいうと、「ストレスで水虫になる」という科学的根拠は今のところないようです。
しかしストレスや緊張で汗をかくことが多くなり、足や手が蒸れる状態が続き、白癬菌の増える環境になる、という可能性はあります。
水虫ではないですが「尋常性乾癬(じんじょうせいかんせん)」という皮膚の病気はストレスがおもな原因として取り上げられています。
尋常性乾癬とは皮膚が赤く盛り上がったり、細かいかさぶたのような「鱗屑(りんせつ)」が見られたり、ふけのように皮膚がはがれ落ちる症状が見られる皮膚の病気です。
こすれる場所に出やすい(腰、ひざ、ひじなど)という特徴があります。
多汗症と水虫は関係ある?
では多汗症はどうでしょうか?
手の多汗症の方は足の裏も汗をよくかきますので、靴をはいていると靴の中は温度も湿度も上がり、水虫になりやすい環境になります。
また多汗症の場合は水虫と思っていても、水虫に似た「汗疱(かんぽう)」という疾患の場合もあります。
心あたりのある場合は、白癬なのか汗疱なのかを皮膚科で詳しく調べてもらいましょう。
水虫に似た症状については下の記事でご紹介しています。
足によく汗をかく場合は、中敷きを活用することも効果的です。
抗菌効果があって、吸水力もある中敷を試すのもいいですね。
また靴は毎日同じものをはかずに、何足かでローテーションすると靴の乾燥に役立ちますよ。
梅雨時期や冬など靴やブーツを乾燥させにくい季節には、靴専用の乾燥機を使うのもかなりおすすめです。
水虫は遺伝する?
私は父が足水虫、母は足水虫から爪水虫とまさに水虫家系ではないかと思うのですが、実は水虫自体は遺伝しません。
でも残念なことに、水虫になりやすい体質は遺伝することが多いようです。
例えば最初にあげたような
- 足の指の隙間があまりない
- 汗っかきで、足に汗をかきやすい
といったことです。
私も父も見事に足の指は太くて、くっついているタイプです…
まとめ

水虫と体質の関係、それはやはり足にかく汗によるところが大きいようです。
でも人間は普通でも1日にコップ一杯分ほどの汗を足の裏にかくといわれています。
日頃からできるだけ、足が蒸れないように通気性をよくすることが大切。
職場ではサンダルにはきかえたり、靴の中敷や制汗グッズなども利用して、水虫を寄せ付けない清潔な環境を作りましょう!