足の土踏まずがかゆいのは水虫?
この記事では
- 土踏まずがかゆくなる水虫のタイプ
- 治療法
- 治療期間の目安
をご紹介します。
似た症状をもつ水虫以外の皮膚疾患もありますので、こちらもあわせてご覧くださいね。
土踏まずがかゆくなるのは「小水疱型水虫」の可能性
足の水虫といえば「指の間がかゆくなる」という印象があるかもしれませんが、実は3つのタイプがあるんですよ。
まずは土踏まずがかゆくなるタイプからご紹介しますね。
小水疱型(しょうすいほうがた)
「小水疱型」は
足の裏の、特に土踏まずや前の方、そして外側内側の側面に
赤いぽつぽつとした、小さな水ぶくれができるタイプです。
強いかゆみを伴うことが多く、ジメジメと足が蒸れやすい夏場に悪化することが多いです。
水ぶくれが潰れると、白や黄色の汁が出てきて、水虫が広がるんじゃないか?
と心配になりますが、この汁は水虫菌ではありませんのでこの汁から水虫がうつることはありません。
もし水ぶくれが大きくなってきて、あずき大ほどになった場合はつぶしたほうがいいようです。
しかし自分でつぶすと雑菌が入る可能性があり、水疱が水虫でない可能性もありますので、
→水ぶくれが大きくなった場合は皮膚科で処置してもらいましょう。
その他の水虫のタイプはこちらです。
趾間型(しかんがた)
「趾間型」はもっともよくみられるタイプで、足の指の間の水虫です。
ジュクジュクして皮がむけたり、指の間が白くなったりして、かゆみを伴うことが多いです。
中には「趾間型の乾燥タイプ」といって、指の間がカサカサ乾燥する種類もあります。
高温多湿の梅雨から夏にかけて症状がひどくなるのが特徴です。
趾間型水虫についてはこちらの記事で詳しくご紹介していますので、読んでみてくださいね。
関連記事>>>足の指の間がかゆい!これって水虫?
角質増殖型(かくしつぞうしょくがた)
「角質増殖型」は足の裏やかかとの皮膚が硬く厚くなり、
ゴワゴワ、ガサガサして白っぽくなります。
かゆみはないことがほとんどですが、症状がひどくなるとひび割れが入って痛くなることもあります。
角質増殖型水虫について気になる方は、こちらの記事を読んでくださいね。
関連記事>>>かかと水虫、角質増殖型ってどんなの?画像付きで紹介します
土踏まずがかゆくても小水疱水虫でない場合がある?
土踏まずがかゆくても、水虫ではない場合もあるので「絶対水虫だ」という自己判断はしないほうがいいかもしれません。
小水疱型水虫によく似た症状の代表的なものは、
汗疱(かんぽう)
と呼ばれる皮膚疾患で、足の裏や、手のひらに汗をよくかく体質の方に多くみられます。
水虫と同じく、気温や湿気が高い夏の間に症状がひどくなりやすいですが、症状がよくなったり、悪化したりを繰り返すこともあります。
汗疱と水虫の違いは、汗疱は水虫のような真菌(カビ)によるものではないので、他の人にうつることはありません
具体的な症状としては
→足の裏、足の指の間に1~2ミリほどの小さな水ぶくれのようなぶつぶつがたくさんできたり、皮がむけたりします。
また患部が赤くなったり、強いかゆみや、水ぶくれが破れてただれた時には痛くなることもあります。
中には水虫と汗疱を両方発症している場合もあります。
汗疱についてはこちらの記事でもご紹介していますので、気になる方は読んでくださいね。
関連記事>>>それ水虫じゃないかも?水虫に似た症状とは
ではどうすれば水虫か他の皮膚疾患化を見分けたらいいのかをご紹介しますね。
小水疱水虫かどうかを見分けるには?
実は水虫か、水虫に似た症状の違う皮膚の病気かを見分けるのは自己判断ではとても難しいんです。
一番良いのは皮膚科を受診して「顕微鏡検査」で、
水虫の原因である白癬菌(はくせんきん)がいるかどうかを確認してもらう方法です。
専門のお医者様でも、特に「水虫と汗疱」を見た目だけで見分けるのは困難なんですよ。
自己判断で水虫薬を1週間使っていても症状が良くならない場合は、
→水虫ではない可能性がありますので、皮膚科を受診しましょう。
小水疱型水虫だった場合の治療方法は?
小水泡型水虫の場合は、
- 皮膚科で治療する方法 と
- 市販薬で治療する方法
がありますが、
皮膚科で処方される塗り薬は抗真菌薬のみ配合のもので、かゆみ止めなどが入ってないのでかぶれることが少なくて安心です。
市販薬を試されたい方には皮膚の状態によって、一番合った薬を選びましょうね。
- 水ぶくれがつぶれていない場合
患部へのとどまりが長い、クリームタイプ
液体タイプ
がいいでしょう。
- 水ぶくれがつぶれている場合
しみることがありますので、
刺激の少ないクリームタイプや軟膏タイプ、そしてパウダータイプ
がおすすめです。
軟膏タイプは油分が多くてべたつきがあるので、塗った後には靴下をはくと床につかないのでいいですよ。
- 市販薬には抗真菌成分の他に、かゆみ止め成分、炎症を抑える成分、中には足のにおいの元になる菌を殺菌する成分なども配合されています。
女性に人気の市販薬ランキングはこちら↓でご紹介していますので参考にして下さいね。
関連記事>>>女性に人気の水虫市販薬おすすめランキング
抗真菌薬と一緒に使いたいボディソープ
- コラージュフルフル泡石鹸
全身に使える抗真菌成分入りのボディソープで、水虫の白癬菌をやっつける効果があります。
- 女性のデリケートゾーンのカンジダ予防
- かゆみやにおい対策
にも効果があってアットコスメの口コミもかなりいい評価となっているのでおすすめですよ!
公式ページはこちら>>>持田ヘルスケア コラージュフルフル泡石鹸
泡は1プッシュでこれくらい、もちもちです。
水虫経験者の私が実際に使ってみたレビューはこちらの記事をご覧くださいね。
関連記事>>>コラージュフルフル泡石鹸は水虫やたむしに良い?実際に使ってみました!
ゴシゴシと足を洗うと皮膚が傷ついて、白癬菌が侵入しやすくなるので逆効果です。
やさしく洗い、洗った後はタオルでしっかり指の間まで拭いて乾かしましょう。
足の裏がかゆい!小水疱型水虫を完治させるためには?
- 塗り薬は使用量を守って
両足の足の指の間、足の裏全体、側面、アキレス腱のあたりまで薄く広くのばして塗るようにしましょう。
- 治療中は足を清潔に保つように心がけ
→家の中に落ちている皮膚についた白癬菌をまめに床掃除をして取り除きましょう。
- 白癬菌は残念ながら簡単には全滅してくれないので、
→かゆみといった自覚症状がなくなっても、それから最低2か月は薬を塗り続けることが大切です!
関連記事>>>足水虫を短期で完治させたい方必見!水虫薬の効果的な塗り方
小水疱型水虫の治療期間の目安は?
小水疱型の水虫は正しく治療すれば3か月ほどで治ることが多いです(*^^*)
完治を目指すには、くれぐれも
自覚症状がおさまってからも最低2か月は薬を塗り続けましょう!
なぜなら、白癬菌はそんなに簡単に全滅してくれなくて、角質層の奥深くに根を張るように潜んでいるからです。
無事に完治した後は、水虫が再発しないようにしましょう!
土踏まずがかゆい!のまとめ
「水虫」といえば、足の指の間がかゆくなるイメージがあるかもしれませんが、実は3タイプあり
土踏まずがかゆくなるのは3つの中で
- 小水疱型水虫の可能性が大きいです。
一番良いのは皮膚科を受診して顕微鏡検査で白癬菌がいるかどうかを確認してもらい、塗り薬を処方してもらうことです。
市販薬を使用して1週間しても症状がよくならない場合は、
汗疱といった他の皮膚疾患の場合がありますので、皮膚科を受診しましょう。
足の水虫の中では比較的早く完治する(3か月~)タイプのなので、つらいかゆみとさよならするために、さっそく治療を始めてみませんか?
足の「かゆいぶつぶつ」についてはこちらの記事にまとめましたので、よかったらご覧ください。
関連記事>>>これって水虫?足にできたぶつぶつがかゆい!