爪水虫が足の小指にのみうつることはある?
お風呂上りに足をみてみると。。あれ?小指の爪の色が白くにごってる!?もしかして爪水虫じゃないよね~(>_<)
と不安になったあなたに
- 爪水虫は足の小指1本だけにうつることはあるのか?
- 水虫かどうかの見極め方はどうすればよいか?
などについてご紹介したいと思います!
足の爪水虫はどの指からなりやすい?
足の爪って手の爪に比べてそんなにじっくり毎日みないですよね。
ネイルサロンでフットネイルしていると自分で爪を切ることもないし、気づかないうちに爪水虫なっていた。。なんていうこともあります。
爪水虫は一般的に外側の指、特に足の親指の爪先からなることが多いといわれます
理由は親指は他の指より大きいため、足水虫の白癬菌が爪の中に入りやすい場所だからです。
そして最初は足の指の1本、爪の先だけに感染しますが、菌はだんだんと爪の下の根元の方へと侵入していきます。
爪水虫の4つのタイプについてはこちらの記事でご紹介していますので読んでみてくださいね。
関連記事>>>この爪ってもしかして!?爪白癬の4つのタイプをご紹介します
爪水虫かどうかの判断は?
もし今小指1本だけ爪の色がにごっているようでしたら、まず足の他の部分もセルフチェックしてみてくださいね。
- 足にかゆみはありませんか?
- 足の指の間の皮がむけたり、ジュクジュクしたり、赤くなったりしていませんか?
- 足の指の間がカサカサしていませんか?
- 土踏まずや足の裏、側面に小さな水ぶくれができていませんか?
- 足の裏、特にかかとの皮膚が厚くなってガサガサ、ゴワゴワして、ひび割れが入ったりしていませんか?
なぜなら、爪水虫は足の水虫を長い間患っていて、その白癬菌が爪の中に侵入して感染するケースが多いからです。
以前、もしくは現在、足の水虫(足の指の間、足の裏や側面の水ぶくれ、かかとの皮膚が厚くなる角質型など)になっている方は爪水虫の可能性がありますよ
特に長年の角質増殖型から爪水虫になる方は多いといわれています
関連記事>>>かかと水虫、角質増殖型ってどんなの?画像付きで紹介します
もし上記のような症状が全くなく、足水虫が発症していなくて、過去にも足水虫になったことが全くないのに、小指の爪が1本だけ白くにごっている、という場合は爪水虫の可能性は低いと思われます。
皮膚科で「顕微鏡検査」をすればわかります!
それは皮膚科で「顕微鏡検査」をしてもらうことです。
なんだか仰々しく聞こえますが、爪を少しとって、水虫である白癬菌がいるかどうかを顕微鏡でのぞいて確認する検査です
通常10分程度でその場で結果がわかるんですよ
場合によってはその菌を培養して確認することがあり、その場合は2週間から4週間ほど時間がかかります。
皮膚科を受診する際は「水虫みたいなんですが。。」と言わなくても「爪白癬(つめはくせん)の検査お願いします」で伝わります(*^^*)
皮膚科を選ぶ際は必ず顕微鏡検査をしてくれる病院にしましょう。
なぜなら専門医でも見た目だけでは爪水虫かそうでないかを見分けるのが難しいので、白癬菌がいるかどうかをはっきり確認することが正しい治療には大切です。
爪水虫かなぁ?!と毎日一人で悩むよりは、まず皮膚科の顕微鏡検査で白癬菌の有無を確かめてもらうのが一番早く、すっきりすると思います!
関連記事>>>爪水虫で皮膚科に行くのは恥ずかしい?
爪水虫だった場合、治療法は?
検査の結果爪水虫だった場合でも、どうぞがっかりなさらないでください、今はとても効果の高い飲み薬や塗り薬が処方されています。
爪水虫の治し方ついては当ブログの他のページでもご紹介していますので、読んでみてくださいね。
関連記事>>>爪水虫の治し方、飲み薬が効果的!
関連記事>>>爪水虫の治し方、塗り薬試してみた?
足水虫も併発している可能性があるので、この際一緒に完治させましょう(*^^*)
- 爪水虫の飲み薬(ラミシール、イトラコナゾール)は、肝臓の弱い方、妊娠中、妊娠予定のある方、授乳中のお母さん、高齢者の方やお子さんは服用できません。また健康な方でも肝臓に負担がかかる可能性があるので、処方前と治療中に定期的な血液検査が必要です。もし血液検査なしに内服薬が処方されるようでしたら、担当医に詳しく尋ねましょう。
- 飲み薬が使用できない方には処方の塗り薬(クレナフィン、ルコナック)もありますので担当医師に相談しましょうね。
- 最近ではレーザーで爪水虫を治療する病院もあります。
月に1回のペースで、3回から5回の治療が一般的なようです。内服薬が使えない方にはよいオプションかもしれません。
デメリットはレーザー治療は自由診療なので保険が使えず、費用は全額自己負担となります。
爪の悩みをどうにかしたい!変色爪やゴワゴワ爪対策をこちらの記事でランキングにしてご紹介していますので参考にして下さいね。
こちらをチェック!>>>変色爪、ゴワゴワ爪におすすめの市販薬や爪用ジェルのランキング
全部の指の爪に白癬菌がいきわたってしまうと、親指の爪が生え変わる1年くらいは治療に時間がかかり、その分治療の費用も高くなってしまいます。
症状が悪くならないうちに、できるだけ早く治療を始めるのが完治への近道ですよ(*^^*)
爪水虫ではなかった場合は?
実は私たちの小指の爪の色がにごっている、白くなっている、ということはよくあります。
- その理由は「靴やヒールでの圧迫、足をぶつけたりした際などの外傷」によってです。
足の小指の爪は靴で圧迫されるため白くなりやすいもので、特にパンプスや革靴を長時間はく方、立ち仕事の多い方は小指の爪が白くなっていることが多いです。
- その他にもウォーキングやランニング、その他のスポーツをされる方も靴によって指が圧迫される可能性が高いです。
そして爪が白くなる原因は他にも以下のようなことが考えられます。
- たんぱく質、ビタミン不足
- 鉄分不足、貧血
- エイジングによる乾燥
- フットネイルの除光液、アセトンによる乾燥
- 爪カンジダー爪水虫に症状が似ています。水虫に効く抗真菌薬のテルビナフィンは効果が低いので、培養検査にて詳しく菌を見分ける必要があります
- 爪甲斑点(そうこうはくてん)ー爪に白い点や線が入ったり、爪全体が白くにごります
- 糖尿病、肝臓の病気
水虫の白癬菌がみつからなかった場合でも、何か他の病気が原因で爪に症状が出ている可能性もありますので、心配な場合は専門医に相談しましょう。
「爪は健康のバロメーター」といいますので、気になる場合は早めに対処するのが最善です。
水虫でなかった場合、爪を健康にするためには
- お風呂上がりなどに指をマッサージして血行を良くして、健康な爪が生えるようにしましょう。
- 保湿クリームやオイルで爪や爪の周りの皮膚を保湿し、保護しましょう。
- 足先が圧迫されないような靴を選びましょう。
- 足先に負担がかかるような歩き方をしていませんか?歩いている時の姿勢や歩き方を一度鏡でチェックしてみましょう。
- 健康な爪を作るために大切なタンパク質、亜鉛、ビタミンA、B2、Eをバランスよくとりましょう。
足の小指だけ爪水虫にかかることはある?のまとめ
足水虫をすでに持っている場合は、白癬菌が爪の中へと侵入して爪水虫になる場合がありますので、足の小指だけ爪水虫の症状がでることがあります。
そのまま放置していると、1本だけではなく最終的にはすべての指の爪が水虫になってしまいます(>_<)
一番早く安全に確認する方法は皮膚科で「顕微鏡検査」を行って白癬菌の有無を確かめてもらう方法です
水虫でない場合は、靴の圧迫、外傷、栄養不足、乾燥、内臓疾患が原因のこともありますので、不安な場合は皮膚科で相談をしてくださいね。
健康できれいな爪を取り戻し、今度の夏には自信をもって素足を出せるよう目指しましょう!
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