爪水虫 PR

爪水虫の治し方、飲み薬が効果的!

爪水虫を治したい!効果的な薬はどれ?

爪水虫の治し方、飲み薬についてご紹介します。

爪水虫は爪の色が変色したり、厚くなったりして見た目で水虫とわかってしまいそうで、足を出したい夏には憂鬱になってしまいますね。。

メイ
メイ
早く治したいけど「爪水虫の治し方、飲み薬は効果的?」「治療の期間はどのくらい?」「費用はどれくらいかかるの?」と気になることも多いですよね。

今回は爪水虫治療について、飲み薬の種類服用の仕方治療期間費用(参考)についてご紹介したいと思います。

爪水虫の原因、症状と薬の種類

爪水虫はすでに足水虫になっていて、その白癬菌(はくせんきん)が爪の中に侵入して感染することが主な原因です

爪水虫はかゆみはありませんが下記のような症状が見られます。

  • 爪が厚くなる、ひどい場合は1センチくらいまで分厚くなります
  • 爪が白くにごったり、黄色く変色する
  • 爪の下の方がボロボロとくずれてくる
  • 爪に黄白色の筋がたくさんできる

爪水虫の原因である白癬菌を殺菌する薬は「抗真菌薬(こうしんきんやく)」といいます。

ナオ
ナオ
この爪水虫をやっつけようということで、1990年代に爪白癬用の抗真菌薬の飲み薬「ラミシール」と「イトラコナゾール」が処方されるようになりました。

しかし内服薬には肝臓に負担がかかる可能性や他の薬と併用できないことなどがあり、すべての患者さんに対して処方できるものでありません。

メイ
メイ
そこで「クレナフィン」や「ルコナック」という爪水虫専用の抗真菌薬配合の塗り薬も最近になって処方が始まりました。

これらの薬はいずれも病院で処方される薬です。

飲み薬ラミシール、イトラコナゾ―ル
塗り薬クレナフィン、ルコナック

この中でも今回は飲み薬について詳しくみていきたいと思います。

参考費用を記しましたが、薬代のみの比較(2017年9月現在)で、初診料、真菌検査代、血液検査代、再診料・処方箋代などの費用は含まれていませんのでご了承下さい。

爪水虫の塗り薬についてはこちらの記事で費用の目安や使い方をご紹介しているので読んでみてくださいね。

関連記事>>>爪水虫の治し方、塗り薬試してみた?

爪水虫用の飲み薬

「爪水虫かな」と思う場合は必ず皮膚科を受診しましょう、その際は必ず顕微鏡検査をしてくれる皮膚科を選ぶことが大切です。

理由は爪水虫のように見えても「爪乾癬(つめかんせん)」など実は水虫でない病気もあります。

専門医であっても見た目だけで判断してもらうのではなく、患部の爪や皮膚を少しとって顕微鏡で白癬菌の有無を確認してもらってから治療を始めることが重要です

メイ
メイ
もし市販薬を使っていた場合は、白癬菌が検出されないこともありますので、電話や窓口で市販薬を使っていることを伝えましょう。

しばらくの間は市販薬の使用を控えてから来院するように言われることもあります。

爪水虫と判断された場合、一番効果的なのは飲み薬です。

飲み薬の治癒率は70-80%程度ですので正しく治療を続ければかなりの効果がありますよ!

ラミシール (塩酸テルビナフィン)

ラミシールは足水虫用の塗り薬も同じ名前なのですが、今回ご紹介しているのは爪水虫治療のための飲み薬となります。

ラミシールは白癬菌に強い殺菌力を発揮します。飲み方は1日に1錠125mgを連続して6か月続けます

ラミシールの費用は?

一錠が184.20円、6か月の服用で約33500円、3割負担で約10000円です。

この費用は薬代だけですので、血液検査や再診料は含まれません。ラミシールはまめに通院する必要があるので、薬代以外の費用もその分多くかかります。

ラミシール服用の際の注意点

  • ラミシールは他の薬との飲み合わせの問題は少ないのですが、内臓特に肝臓に負担がかかることがあるので、治療を始める前には必ず血液検査を行い、服用できるかを確認します。
  • 服用中も胃腸障害など何か異常があればすぐに担当医に相談することが必要です。
  • 高齢者は肝機能、腎機能が低下していることが多いために副作用に注意しながら慎重に処方される必要があります。
  • 妊娠中の使用に関する安全性は確立していませんので使用できない薬です。また授乳中の方も使えません。
  • 子供への使用も安全性が確立していないので服用できません。

ラミシールのメリット

  • 爪白癬に高い治療効果があります!
  • 爪水虫治療の処方薬の中では一般的に一番費用が安いのでうれしいですね。

ラミシールのデメリット

  • 6か月の長期間薬を飲み続ける必要があります、爪の状態によっては6か月から1年服用が必要な場合もありますので、まめに長期間通院することが求められ、途中で挫折してしまう可能性もあります。
  • 副作用に注意が必要です、特に肝機能の障害の例が報告されていますので定期的な血液検査が必要です。

イトラコナゾール (イトリゾール)

イトラコナゾールという飲み薬の特徴は、「薬を飲む期間が終わっても爪の中に薬がとどまり効果が持続する」ことです

この特性をいかして「パルス療法」という方法が治療に用いられます。

「パルス療法」を図で表してみました。
イトラコナゾール パルス療法

  • 1回200mgを1日2回(1日量400mg)を1週間連続で服用し、これが1パルスです
  • 50mgのカプセルでしたら4カプセルを朝食と夕食の後に飲みます(合計8カプセル)
  • 空腹時では薬が体に吸収されにくいので、食後に飲む方が効果があります
  • 1パルスが終わると3週間薬をお休みします、これを3回繰り返します
メイ
メイ
たった3か月、3サイクルのパルス療法ですが、2004年に発表された「爪白癬に対するイトラコナゾール パルス療法の至適用法、用量」という論文では薬は1年以上爪の中に高い濃度で残っていることが証明されています。

イトラコナゾールの薬の費用は?

50mgが1カプセル354.20円、一日に8カプセルで2830円です。

21日の服用で59430円、3割負担で約17850円の計算となります。

イトラコナゾール服用の際の注意点

  • 一緒に服用できない薬がたくさんあるので、内服中の薬はすべで医師に伝えて飲み合わせが大丈夫か確認しましょう。
  • 定期的な副作用のチェック、特に肝機能の検査が大切です。血液検査が治療を始める前と、始めた後も定期的に行われるか医師に確認しましょう。
  • 高齢者は生理機能が低下していることが多く、副作用が表れやすいので様子を見ながら慎重に内服する必要があります。
  • 妊娠中や妊娠の可能性のある方、授乳中の方は内服できない薬です。

イトラコナゾールのメリット

  • 毎日継続的に飲み続けなくてもよい上に3か月で治療が終わる→忙しくて短期間で治療したい人に向いていますね。

(3か月で治療が終わっても、完治するには爪が完全に生え変わるまで1年ほどかかります)

イトラコナゾールのデメリット

  • 一緒に飲んではいけない薬がたくさんあります。爪水虫の診察の際は専門医に服用している薬をすべて伝えましょう。他の病院にかかる際も、イトラコナゾールのパルス療法を行っていることを伝えましょう。
  • パルス療法のサイクルの途中で薬の飲み忘れをする可能性があるので、カレンダーに服用の期間を記しておきましょう。

爪水虫の治し方、飲み薬のまとめ

きれいな足とハイヒール

今回は爪水虫を治すための飲み薬についてご紹介しました。

メイ
メイ
爪水虫は足水虫のようにかゆくないので自覚症状が乏しく、知らない間に白癬菌をまきちらして家族の方などにうつしている場合が多い病気です(>_<)

爪水虫は放置しておいてよいことは一つもありません、できるだけ早く治療を始めて、つるつるピカピカのきれいな爪でサンダルが楽しめるようにがんばりましょう!

治療方法を選ぶのは専門医と相談することになりますが、「ラミシール、イトラコナゾールの飲み薬」は完治する確率が高いことが証明されています。

ただ定期的な血液検査が必要だったり、肝臓への負担、薬の飲み合わせの問題、妊婦さん、妊娠予定の方、授乳中のお母さん、高齢者の方、子供さんなどは使用できないので注意が必要です

爪の悩みをどうにかしたい!変色爪やゴワゴワ爪対策をこちらの記事でランキングにしてご紹介していますので参考にして下さいね。

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爪水虫が完治するには爪が完全に生え変わる1年ほどはかかります。

ナオ
ナオ
治療費を無駄にしないためにも「この1年で絶対治して来年の夏はきれいな素足になるぞ!」という意気込みでがんばって治しましょう!