爪水虫の治し方、塗り薬の種類、効果、使い方は?
爪白癬(つめはくせん)とよばれる爪の水虫は、足の水虫から白癬菌が爪の中に侵入して感染する場合が多くみられます。
爪の色が白く濁ったり、黄色く変色したり、爪が厚くなったり、根元の部分からボロボロと崩れてきたりします。
その場合に有効な爪水虫の塗り薬について、種類、使い方、費用の目安をご紹介したいと思います。
参考費用を記しましたが、薬代のみの比較(2017年9月現在)で、初診料、真菌検査代、血液検査代、再診料・処方箋代などの費用は含まれていませんのでご了承下さい。
爪水虫用の塗り薬
爪の水虫を治療する薬は長い間、飲み薬しかありませんでした。
どうして塗り薬が長い間開発されなかったかという理由は「塗り薬は爪に薬が浸透しにくく、十分な薬の量を爪の中に行き届けることが難しかった」からです。
しかし2014にはついに爪白癬用の塗り薬、クレナフィンが処方されるようになり、2016年には新たな塗り薬ルコナックも処方が始まりました。
クレナフィンとルコナックはどちらも病院で処方される塗り薬です、ドラッグストアでは今のところ残念ながら買えません。
クレナフィンとルコナックの特徴は
「高濃度で爪への浸透がすぐれている爪水虫専用の塗り薬」という点です
爪水虫に塗り薬を効果的にぬるコツがありますので、ぜひ実践して下さいね。
爪白癬の治療は、白癬菌の増殖を止めて爪が生え変わることによって完全に白癬菌を体外に排出することが基本となります。
そのためには十分な濃度の薬を爪に維持させることが必要となります。
もし今の爪水虫を隠したい!という場合は「足爪の休日」という美容成分入りのネイルをお試しになってはどうでしょうか?
にごり爪歴30年の私の母も絶賛していましたのでレビュー記事を書いてみました、よかったら読んでみてくださいね。
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クレナフィン (エフィナコナゾール10%)
クレナフィンは液体の薬で、高い抗真菌性と爪全層に浸透しやすくなっているのが特徴です
写真のようにハケがついていますので爪に塗りやすくなっていますよ。
出典 クレナフィン http://clenafin.jp/press.html
こちらはクレナフィンの使い方パンフレットです「爪と皮膚の境目にも塗って下さい」と書かれています。
出典 クレナフィン http://clenafin.jp/press.html
クレナフィンは約一年の使用(48週間)で完治する割合が14.6%という結果が出ています。
クレナフィンの費用は?
料金は1本で5900.70円です、3割負担だと約1770円です。
両足に一日一回塗ると1本で約1~2週間分となりますので、一年間使うと46000円から92000円という計算になります。
クレナフィンのメリット
- 1日1回の使用で効果があるのはうれしいですね、ハケがついているので爪に塗りやすくなっています。
- 内服薬は副作用や飲み合わせが心配でしたが、クレナフィンにはそのような副作用の心配はありません。(患部が炎症を起こすという副作用は10%ほど報告されています。)
クレナフィンのデメリット
- なんといっても高い薬代ですね(>_<) でも内服薬が使用できない方で、早く爪水虫を治したい方には、新しいきれいな爪が生え変わるまでの出費と考えると我慢できるかも!?
- 1年ほど薬を塗り続ける必要がありますが、完治する確率は現在のところ内服薬と比べると低くなっています。
ルコナック (ルリコナゾール5%)
ルコナックは2016年に発売された一番新しい爪水虫専用の塗り薬で、高濃度の抗真菌薬が爪に浸透するようになっています
クレナフィン同様液体ですが、ハケはなくてプッシュ式で液が出るようになっています。
出典 ルコナックhttp://luconac.com/top.html
こちらはルコナックの使用方法のパンフレットです。薬が出すぎることもあるようですね。
出典 ルコナック http://luconac.com/top.html
ルコナックは約一年の使用(48週間)で完治する割合は14.9%という結果がでていて、クレナフィンとほぼ同じ効果といえます。
こちらもさらなる完治率の向上に期待したいです。
ルコナックの費用は?
料金は1本で3492.30円です、3割負担だと約1050円です。
両足に一日一回塗ると1本で約1~2週間分となりますので、一年間使うと27300円から54600円という計算になります。
ルコナックのメリット
- 内服薬のような肝機能への副作用は報告されていませんので、定期的な血液検査などは必要ありません。(患部の炎症などの副作用は使用する人の18.2%報告されています、爪の横にたれた薬はふき取りましょう。)
- クレナフィンよりもかなり治療費が抑えられます!
ルコナックのデメリット
- クレナフィンのようなハケがついていないので、たくさん液がでてしまったり、塗りにくい方もいるようです。
- クレナフィンよりも患部の炎症などの副作用の割合が少し高くなっています。
爪水虫の治し方、塗り薬のまとめ
今回は爪水虫を治療する塗り薬についてご紹介しました。
長年爪水虫だからもう治らないや。。とあきらめていませんか?
水虫の治療薬はどんどんと進化していますので、塗り薬や飲み薬で治療を始めてみませんか?
皮膚科で「クレナフィン、ルコナックの塗り薬」が処方してもらえるかぜひ検査してもらってくださいね。
そしてこの1年で爪水虫を完治させるぞ!という気持ちで治療に専念して今度の夏には自信をもって素足を出せるようにがんばりましょう!
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