爪水虫で皮膚科に行くのは恥ずかしい?
- 「爪水虫だけど恥ずかしくてなかなか皮膚科にいけなくて。。」
- 「薬局で爪水虫を相談するのが恥ずかしくて、放置している。。」
という方も多いのではないでしょうか?
爪水虫にかかっている人は意外に多いんですよ!

私は夏に足の指の間の水虫になりましたが、私の母は爪水虫を長い間患っています。
人に「私は爪水虫なんです!」という方はあまりいないので気づきませんが、実は爪水虫に悩んでいる人は多いんですよ。
日本皮膚科学会によると、日本では季節を問わず1000万人以上の方が爪水虫を発症していて、10人に1人は爪水虫にかかっているということです
爪水虫は一般的な皮膚の病気で、男女問わず感染する可能性があります。
皮膚科のお医者様は毎日のように水虫や爪水虫の患者さんを見ているので、恥ずかしがることはないんですよ(*^^*)
爪水虫を放っておいてよいことは一つもありません
爪水虫はかゆみといった自覚症状がないので、放置しがちです。
水虫の原因である白癬菌(はくせんきん)は家のあちらこちらに散らばって、知らないうちにその白癬菌を踏んだパートナーやお子さん、ご家族に水虫がうつってしまうこともあります
爪水虫の原因と症状
爪水虫の原因は?
爪水虫の大きな原因は、足の水虫の白癬菌(はくせんきん)が爪に侵入して感染するということです。
以前もしくは現在、足の水虫は発症していませんか?

角質増殖型はかゆみがないので自覚症状が少ないのですが、乾燥する冬になると悪化することが多くて、ひびが入って痛みがでることもあります。
関連記事>>>かかと水虫、角質増殖型ってどんなの?画像付きで紹介します
爪水虫の症状は?
- 爪が厚くなる(ひどい場合は1センチくらいの厚さになる場合もあります)
- 爪が白くにごった色になる
- 爪が黄色く変色する
- 爪の特に下の方がボロボロとくずれてくる
- 爪に黄白色の筋のようなものがたくさんはいる
- かゆみはないことがほとんど
- 靴に爪が当たって痛い
爪水虫を皮膚科で治療してもらおうと決めたなら
皮膚科を選ぶ際は顕微鏡検査を行ってくれる病院を選びましょう。
理由は、実は専門医でも爪水虫と他の病気を見た目で見分けるのは困難だからです。
顕微鏡検査では症状の出ている部分の爪を少しとって、顕微鏡で白癬菌の有無を調べる方法で、通常約10分ぐらいでその場で結果がわかりますよ
時には培養検査といって、菌を培養して詳しく調べるケースもあり、その場合は2週間から4週間ほど時間がかかります。
爪水虫を皮膚科で治療する方法
爪水虫を皮膚科で治療する方法は飲み薬と塗り薬がありますので、両方を簡単にご紹介しますね。
- 飲み薬
飲み薬は爪水虫への効果が一番高いことが証明されています。
ラミシールー1日1回、6か月間薬を服用します。
注意点:肝機能に問題がある方、妊娠中、妊娠予定の方、授乳中のお母さん、高齢者、お子さんは使用できません。また肝機能に負担がかかる可能性がありますので、定期的な血液検査が必要です。
イトラコナゾールー「パルス療法」という方法で治療します。
パルス療法とは1週間薬を朝晩飲んで、その後は3週間薬をお休みをする方法です。このサイクルを3回繰り返します。
忙しくて病院に行く時間があまりない方に向いていますね。
注意点:一緒に服用できない薬がたくさんありますので、専門医に確認が必要です。
肝機能に問題がある方、妊娠中、妊娠予定の方、授乳中のお母さん、高齢者、お子さんは使用できません。また肝機能に負担がかかる可能性がありますので、定期的な血液検査が必要です。
(薬代の費用の目安は保険3割負担で約1万円から2万円、診察料、血液検査料などは別です)
関連記事>>>爪水虫の治し方、飲み薬が効果的!
- 塗り薬
近年になって爪水虫に効果のある塗り薬が登場しました。
クレナフィン、ルコナック
内服薬が使用できない方には塗り薬が処方されるでしょう。
1日1回の使用で効果がありますが、完治率は飲み薬よりは低いです。
- 効果的な塗り方は、爪全体にまんべんなく塗った上で、爪の先から爪の下の皮膚にたらして塗りこみます、爪とその下の皮膚の間に液をいきわたらせましょう。
(費用が高いのがデメリットで、保険3割適用で1年間の薬代で約3万円から9万円ほどかかります。診察料などは別です。)
関連記事>>>爪水虫の治し方、塗り薬試してみた?
にごり爪、ゴワゴワ爪に市販薬や爪用ジェルを使いたい場合は?
爪の悩みをどうにかしたい!変色爪やゴワゴワ爪対策をこちらの記事でランキングにしてご紹介していますので参考にして下さいね。
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爪水虫で皮膚科に行くのは恥ずかしい?のまとめ
- 爪水虫は実は日本人の10人に1人が感染している、一般的な皮膚の病気です。
- 皮膚科のお医者様は毎日水虫や爪水虫の患者さん診ているので、受診を恥ずかしがることは全くありません!
- 皮膚科を受診する際は「顕微鏡検査」を行ってもらいましょう。
- 皮膚科での治療は飲み薬と塗り薬があります、メリットとデメリットがあるので専門医とよく相談しましょう。
- 爪水虫の治療には爪が完全に生え変わるまで続ける根気が必要です。きれいな爪でネイルを楽しんだり、素足を自信をもって出せるように、完治するまでがんばりましょう!
にごり爪歴30年の私の母が絶賛する美容成分配合の爪に優しいネイルはこちらの記事でご紹介していますので、よかったら読んでみてくださいね
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