水虫と温泉の関係とは?
温泉旅行に行って、温泉にざばーっとつかると疲れが吹き飛びませんか?
日常のストレスや体の疲れがリセットされるようですよね。
でもこの温泉、水虫とは色々と関係があるんですよ。
- 水虫は温泉でうつる?
- 水虫の間も温泉に行っていい?
- 水虫が治る温泉があるって本当?
今回はこの3つについてご紹介したいと思います。
水虫は温泉でうつる?
残念ながら温泉で水虫がうつる方は多いんです (>_<)
日本皮膚科学会によると、日本人の5人に1人が足水虫、10人に1人が爪水虫にかかっているといわれています。
水虫の自覚のある方もない方も含めて、温泉には水虫の人も多く入っているといえるでしょう。
温泉で特に水虫に感染しやすいのは
- 温泉浴場のバスマット
- 温泉旅館、ホテルの共用スリッパ です。
特に不特定多数の人が利用する温泉のバスマットには白癬菌が100%いるといってもいいでしょう。
温泉のバスマットは常に沢山の方がぬれた足をふいていて、温度も高いところに敷かれているので、白癬菌の大変好む高温多湿の環境になっています。
それに気づかずにお風呂上りにバスマットで足を拭いてしまうと、足の裏に白癬菌がついてそのままにしていると感染に至ってしまいます。
脱衣所をぬらさないように水分を取ろうとして、結構強めにマットで足を拭くことありますよね。
この実態を知っている人の中には温泉地のバスマットは使わずに「飛び超えてよける」という方もいるようです!
爪水虫持ちの母がいる実家にも滞在したので、温泉地で水虫がうつったとはいいきれませんが、かなりのショックでした!
温泉地での水虫感染を予防する対策は?
水虫が完治した今、今度から温泉地を訪れる際は、簡単ですが以下のこと実践しようと思いっています。
- スリッパはトラベル用、使い捨てのものを持参するか、温泉旅館のスリッパを使う場合は素足ではなく靴下をはいてスリッパを使う。
- 温泉に入った後、バスマットは使わずに自分のタオルで水分をふき取って脱衣所に行く。
- 温泉から部屋に帰ったら足だけもう一度洗うか、ぬれタオルで指の間も含めてふく。
- 念のために週に2~3回、予防として市販の水虫薬クリームを指の間、足の裏に塗る。(私はこちらのフットスプレーを除菌、消臭のために毎日使っています!)
白癬菌は菌が皮膚についてすぐに感染するのではなくて、12時間から24時間かけて角質内に入ってきて感染が成立します。ですのでパニックにならなくても大丈夫ですよ!
水虫感染を恐れて神経質になりすぎると、せっかくの楽しい温泉旅行が台無しなので、上記のことをルーティーンで行うようにして後は思いっきり温泉を楽しみたいと思っています。
皆さんも気を付けるところはチェックして、でも温泉でリラックスする目的が損なわれないようにあまりナーバスにならずに水虫の予防をしてくださいね。
簡単にまとめると温泉地での予防のポイントはこんな感じです!
- 足にできるだけ白癬菌をつけないようにする
- 部屋に帰ってきた時や寝る前に足を洗うか、ぬれタオルや除菌シートで足の指の間、裏をふき取る
水虫の間も温泉に行っていい?
先ほどもお伝えしましたが、水虫はとても一般的な皮膚の病気です。
なので温泉に入っている人の多くも実は水虫を患っているといえるでしょう。
あなたが水虫を自覚している場合はもちろん一番良いのは、頑張って早く水虫を完治させてから、安心して気兼ねなく存分に温泉を楽しむということですね
水虫治療にかかる期間の目安はこちらのページでご紹介していますのでよろしければ参考にしてくださいね。
関連記事>>>水虫の完治にかかる治療期間ってどれくらいか知ってる?
でもやむを得ない事情で家族や友達と行くことになった場合、水虫のためになかなか断れないですよね。。
エチケットとしては一般の温泉の入り方と同じですが、浴室に入ったらまず体をきれいに洗って、特に足の指の間や足の裏を泡で優しく洗い、十分の流水で流して清潔にしてから湯船に入りましょう。
また温泉から出る時はバスマットは使わず、自分のタオルできれいに足の水分をふき取ってから脱衣所に出ましょう。
本当は水虫に感染している足は乾燥させるのが一番いいのですが、気になる場合は蒸れない程度に靴下をはいておけば自分の白癬菌がスリッパや床に散らばることをできるだけ防げるでしょう。
水虫が治ると評判の温泉は?
温泉の中には水虫の白癬菌をやっつける効果があるといわれている種類のお湯があるんですよ。
それは酸性泉(さんせいせん)という泉質の温泉です
具体的にいうと以下の温泉地は酸性泉として知られています。
- 群馬県の草津温泉
- 秋田県の玉川温泉
- 岩手県の須川温泉
- 山形県の蔵王温泉
- 北海道の川湯温泉 など
酸性泉の温泉は全国でもあまり多くないのですが、別名「皮膚病の湯」ともいわれるほど殺菌力が高く、水虫や湿疹、疥癬(かいせん)といった慢性皮膚病に効果がある、と言われています。
酸性泉のPHは2から4程度といわれています。レモンの果汁がおよそPH2ですので、とても強い酸性の温泉も含まれていますね
PH2など強い酸性の場合は刺激が強いため、高齢の方や、皮膚の弱い方には向いていないといわれています。
また強酸性の温泉成分が肌に残ってしまうと、肌荒れを起こす原因となりますので、最後にシャワーで洗い流す必要があります。
一度の利用で水虫が治るとは言えませんが、湯治で通えるような場所に酸性泉があればぜひ水虫治療に試したいですよね!
水虫とサウナの関係についてはこちらの記事でご紹介しています!
関連記事>>>どっちだろ、水虫はサウナでうつる?サウナで治る?