水虫を薬ではなく、民間療法で治したいと思っていませんか?
食酢、木酢液、竹酢液の違いとは?
食酢、木酢液と竹酢液の違いは次のようになっています。
- 食酢
食用のお酢は、米や麦等の穀類や果実を原料として、強い酸味と刺激臭を持つ酢酸(さくさん)を加えて発酵させた調味料です。
- 木酢液(もくさくえき)
主に広葉樹(ブナ、ナラ、クヌギ、ナラなど)などから木炭を作る時、その煙を採取し冷却してできた液体です、製造過程で酢酸ができます。
- 竹酢液(ちくさくえき)
竹から竹炭を作る時、その煙を採取し冷却してできた液体です、製造過程で酢酸ができます。
このように食用の酢も木酢液や竹酢液も酢酸が主な成分ですが、食酢とあとのふたつはかなり性質が異なっています。
食酢を使った水虫の民間治療方法

ある論文で
「白癬菌を40度の酢に20分間浸すと菌は死滅する」
ということが書かれているそうなのですが、私は残念ながらこの論文を見つけることができませんでした。
他のお医者様も「お酢につけるなどの民間療法は効果が不十分なだけでなく、かぶれなどの原因となることがあるので、避けておいた方が無難だ」とおっしゃってます。
でも食用の酢は気軽に手に入りますし、ちょっと試してみたい!という方もいらっしゃるでしょう。
食酢では一番一般的なのは「穀物酢(こくもつす)」を使う方法です。
- 40度ぐらいのお湯を洗面器に入れて、その中に酢を3倍から10倍に薄める程度に加え、30分ほど足湯を毎日する、足湯の後はきれいにタオルで拭く
これ↓はジュクジュク水虫にはしみるんじゃないかな〜と思うのですが、
- 原液を40度ぐらいに温めて足湯をする、最長でも10分程度、足湯の後はきれいにタオルで拭く
- 酢の原液を綿棒やコットンに浸して、患部につける
いずれも皮膚がかぶれないか小さい範囲でまずテストしてから行い、皮膚がただれたり、悪化したり、異常を感じたら皮膚科に行きましょう!
木酢液や竹酢液を使った水虫の民間治療方法
木酢液や竹酢液の主な使われ方
木酢液や竹酢液は7〜8割が農業や畜産での利用で、土壌の消毒、植物の成長を促進したり、消臭剤として使用されています。
最近では消臭、イボや水虫にいいということでお風呂用、水虫用のスプレーなどとしても販売されています。
これは木酢液や竹酢液に「フェノール」という抗菌作用のある物質が含まれているからですが、竹酢液・木酢液は医薬品ではありませんので、水虫に効くという表現はできません。
あくまでも民間療法として使用されてきているものです。
木酢液や竹酢液で水虫は治る?悪化する?その効果のほどは
口コミをみてみると、治った!という方とダメだった…という方が半分づつぐらいのような気がします。
いくつかの口コミをご紹介しますね。
くんせいのようなきつい臭い
洗面所などの狭い空間での使用は、換気扇をしばらく回した方が良い
かゆみが治った
皮がボロボロむけて、きれいな皮膚になった
皮膚がただれた
結局皮膚科に行った
臭いが気になって使い続けたくない、という意見がとても多かったです。
また食酢、木酢液、竹酢液に共通して言えるのは
「酢は白癬菌が潜んでいる角質の奥深くまではなかなか浸透しない」
ということです。
木酢液や竹酢液の使い方の例
液を浸透させるのに有効な一例として、下記のような使い方を提案されている木酢液販売会社さんがありました。
- お風呂上がりにビニール袋に木酸液を入れて、その中に十分患部が浸るように足を入れる。
- 輪ゴムで止めて、そのまま30分おく。
- 終わったら洗い流さず、タオルで拭く。
注意点は、30分以上はつけない、1日に何度も行わない、ということでした。
木酢液や竹酢液はくんせいのようなにおいがすることをお忘れなく!
木酢液と竹酢液で気になった点
木酢液と竹酢液を水虫治療に使う際にひとつ気になったことがあります。
それは以下の点です。
料理に使う食酢とは違って、木酢液や竹酢液には発がん性物質のホルムアルデヒドが含まれている。
農林水産省のホームページでも、木酢液や竹酢液からホルムアルデヒドが検出されたことが報告されています。
木酢液や竹酢液は天然の木や竹が原料でも、その製造過程では必ず各種の有機化合物が作られ、その中にホルムアルデヒドも含まれているそうです。
水虫には抗真菌薬が最も効果的です
木酢液試すかどうしようかな~、と思われていますか?
趾間型水虫を完治させることができた私のおすすめの水虫治療法は、効果も十分に証明されている「抗真菌薬」を使う方法です。
今薬局で売られているほとんどの水虫薬は1日1回の使用でも効果が証明されています。
酢でしみる思いをせずに、薬で本格的に治してみませんか?
私は夏の間に、指の間のジュクジュク水虫にかかってしまったのですが、市販のクリーム薬で3ヵ月で無事に完治しました!
女性に人気のある水虫市販薬ランキングをご紹介しているので、読んでみてくださいね。
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まとめ
- 使われる酢には大きく分けて、食酢、木酢液、竹酢液がある
- 皮膚科医によっては推奨されていない方法で、あくまでも民間療法
- 酢で治ったという人もわりと多くいるが、再発する場合もある
- 酢を白癬菌のいる角質深くまで浸透させられるかが重要
- しみたり、皮膚がただれたりすることがある
- 木酢液や竹酢液には発ガン性物質が含まれているが、発ガン性物質ゼロの商品もある
ちまたで噂されている、酢を使った水虫治療の民間療法についてご紹介しました。