水虫になってしまって、皮膚科や市販薬で治療を始めたけど
一体どんな感じで水虫って治っていくの?
と気になりませんか?
この記事では以下4つのタイプの水虫が治る過程を、私の経験も含めて紹介します。
- 趾間型(しかんがた)
足の指の間にできる水虫
- 小水疱型(しょうすいほうがた)
足の側面や裏に水ぶくれができる水虫
- 角質増殖型(かくしつぞうしょくがた)
足の裏、特にかかとの皮膚が厚くなってガサガサになる水虫
- 爪水虫
水虫菌が爪に入って、爪が変色、厚くなったりボロボロ崩れる水虫
はじえめて水虫になった場合と何十年も水虫を患っている場合では完治までの期間が異なってきますが、目安としてご覧いただければと思います。
水虫かな?と思ったら皮膚科を受診して
「顕微鏡検査」
で水虫の原因「白癬菌(はくせんきん)」がいるかどうかを、まず確認してもらうのが完治への最短距離です。
趾間型(しかんがた)水虫の場合
出典:田村皮フ科
私も感染した
ジュクジュクの、足の指の間の水虫(趾間型)
は足水虫の中でも一番多い症状です。
私の場合は
市販のクリームタイプの抗真菌薬(こうしんきんやく)
いわゆる水虫薬を薬局で買いました。
クリームタイプにしたのは
- 皮膚がやぶけてても、しみにくい
- 成分が患部に長くとどまる
という理由からです。
市販薬を買う際は
1日1回の使用で効果があるか?
をパッケージで確認することをおすすめします。
なぜなら、古いタイプの水虫薬は、1日2回塗らないといけないものもあるからです。
かゆみがひどい時は
かゆみ止め成分も入っているかを確認
して買いましょう。
関連記事>>>女性に人気の水虫市販薬おすすめランキング2018
治った過程はというと
- 水虫薬を塗り始めて、2日ほどでかゆみはおさまりました。
- そして1週間ほどで、さらに皮がボロボロとむけてきました。
- 2週間くらいで、足の指の間が少し乾燥したようになってきました。
- ようやく3週間たった頃、指の間の皮膚はつるつるに戻りました!
でもここで薬を塗るのをやめると、100%再発する
ということはいろいろな皮膚科の先生がネットでおっしゃっていたので、薬をとにかく塗り続けました。
喉元過ぎれば熱さ忘れるで、あんなにかゆくて「治って~」と必死っだったのに
↓
かゆみが無くなって皮膚が元通りになると、薬を塗るのが面倒になるんですよね。
と自分に言い聞かせて、塗り続けました。
結局合計で3ヵ月毎日薬を塗って、無事に完治しました。
趾間型水虫についてもっと詳しく、こちらの記事でご紹介しています。
関連記事>>>足の指の間がかゆい!これって水虫?
趾間型と次にご紹介する小水疱型は
初めての場合は、短期間で完治することが多いタイプです。
小水疱型(しょうすいほうがた)水虫の場合

小水疱型(しょうすいほうがた)水虫
は、足の側面や、足の裏に水ぶくれができます。
かゆみが強いのも特徴です。
水泡はつぶれると中から汁がでますが、この汁から水虫がうつることはありません。
関連記事>>>土踏まずがかゆい!まさか水虫?
小水疱型の治る経過は、薬を塗って
- 1週間くらいで、赤みやかゆみはかなりおさまるでしょう。
- 2週間くらいで、水ぶくれが目立たなくなってきます。
- 3週間たてば、ほぼ皮膚もきれいになるでしょう。
でも上でご紹介した趾間型と同じく、白癬菌はまだ完全には無くなっていません。
皮膚の新陳代謝で完全に体から白癬菌が追い出されるまで
↓
根気強く2〜3ヵ月は薬を塗り続けましょう。
もし抗真菌薬を塗って1週間たっても
- かゆみがおさまらなかったり
- 炎症を起こした場合
「汗疱(かんぽう)」など別の皮膚の病気で、水虫ではない可能性があります。
関連記事>>>それ水虫じゃないかも?水虫に似た症状とは
薬の使用をやめて皮膚科で「顕微鏡検査」を行ってもらい、白癬菌がいるかどうかを確認してもらいましょう。
顕微鏡検査は、患部の皮膚を少しとって顕微鏡で確認する検査です。
通常は10分くらいでその場で結果がわかりますよ。
角質増殖型(かくしつぞうしょくがた)水虫の場合

角質増殖型
は別名「かかと水虫」ともよばれ、足の裏、特にかかとの皮膚が厚くなってゴワゴワ、ガサガサします。
ほかの足水虫と違ってかゆみがないことがほとんどです。
乾燥する冬に症状が悪化することが多く、ひどくなるとひび割れてきます。
かゆみがないことが多いため、気づかないうちに白癬菌をまき散らして
↓
家族に水虫をうつしてしまっていることも多いんです。
角質増殖型は頑固なので、一番よいのは
皮膚科で「顕微鏡検査」を受けて、白癬菌がいるかを確かめてもらった上で、抗真菌の「塗り薬」や「飲み薬」を処方してもらう方法です。
角質増殖型の治る過程は
- だんだんと皮膚のガサガサが改善され
- 新陳代謝に伴って柔らかい皮膚になっていきます。
ただ、その期間は人それぞれなんです。
理由は、角質増殖型は進行した水虫で、人によって程度に差があるからです。
また皮膚が硬くなっているために、薬が患部まで浸透しにくいからです。
そのため治療期間は、他の足水虫より長くかかり
最低3ヵ月~6ヵ月くらいでしょう。
薬の有効成分を浸透させるには
- お風呂上がりの、皮膚が柔らかい時に塗る
- 尿素配合のクリームで、皮膚を柔らかくしてから塗る
といった方法が効果的です。
皮膚科では「飲み薬」が使われることもあります。飲み薬は
- 妊娠中や授乳中、肝機能に問題がある方は使えない
- 肝機能に負担がかかる可能性がある
という注意点があるので、専門医に詳しく相談しましょう。
皮膚のゴワゴワやカサカサが改善されて、柔らかくなってきてもそこでやめずに、完治まで根気強く治療を続けましょう。
角質増殖型水虫について、こちらの記事でより詳しくご紹介しています。
関連記事>>>かかと水虫、角質増殖型ってどんなの?画像付きで紹介します
爪水虫の場合
出典:たく皮フ科
爪水虫(爪白癬)
は白癬菌が爪の下に入り込んで
- 爪が白くにごる
- 爪が黄色く変色する
- 爪が厚くなる
- 爪がボロボロと崩れる
といった症状がでます。
角質増殖型と同じように
足の水虫をそのままにしていて、白癬菌が爪の中に侵入する
という進行して感染するケースが多い水虫です。
関連記事>>>これって爪水虫かな?原因、症状や治療法は?
治療方法は皮膚科で「飲み薬」を処方してもらうのが一番効果的です。
ただ抗真菌薬の飲み薬は使えない方もいるので、医師によく相談しましょう。
関連記事>>>爪水虫の治し方、飲み薬が効果的!
飲み薬が使えない場合は「爪白癬用塗り薬」も処方が始まっています。
関連記事>>>爪水虫の治し方、塗り薬試してみた?
爪水虫は、今感染している爪がきれいになるのではなくて
↓
きれいな爪が新しく生えてきます。
治る過程は
2〜3ヵ月で、1ミリほどの新しいきれいな爪が生えてきます。
そしてだんだんと、感染している爪の部分が少なくなっていきます。
親指の爪が完全に生え変わるには、半年~1年ほどかかります。
どうして水虫になるの?
水虫は
「白癬菌(はくせんきん)」というカビの一種が皮膚にくっつき
↓
そのままにしていると約12時間~24時間かけて角質層内に侵入してきて
↓
感染が成立する皮膚の感染病です。
感染経路は
家族からが一番多く
そのほかに銭湯やジムの足ふきマットなど公共の施設
があげられます。
白癬菌がもっとも活発に活動して増殖するのは
高温多湿の環境です。
特に気温が
温度が26度以上、湿度が80%
になると爆発的に増えてしまいます!
薬の使用と共に
- 足を清潔に
- 足が高温多湿にならないようにする
のが完治への早道です。
早く完治させるためのポイントをこちらの記事でご紹介していますので、よかったら読んでみて下さいね。
関連記事>>>水虫の時は部屋での過ごし方をどうしたら早く治る?
水虫が治る過程、まとめ

水虫の中でも完治が比較的早いのは
- 趾間型
- 小水疱型
です。
かゆみ止め入りの水虫薬を塗り始めると、比較的早く辛い症状は改善されるでしょう。
私の場合は
指の間の皮が、一度さらにボロボロとむけてきて
↓
その後乾燥したようになり
↓
きれいな皮膚になっていきました。
私が実践した効果的な薬の塗り方をこちらの記事でご紹介しているので、参考にして下さいね。
関連記事>>>水虫薬を効果的に塗って、足水虫を短期で完治させよう!